2018-01-01から1年間の記事一覧

日々

もうすぐ2018年が終わります。 決定的な出会いと 決定的なお別れのあった年でした。 それから いろんな疑問と新しい興味で あれこれ手をつけた。 全部中途半端だけど、そのどれもがきっと 知るほどに分からないことばかりだから どこまで行っても中途半端で …

BON VOYAGE! 続き

(前回の記事の続き) 第二次世界大戦後、ドイツに駐屯していた あるアメリカ人兵士の個人アルバム。 1冊目は 駐屯中の1945年から46年までの写真が綴じてあって、 2冊目には当時の通貨と、新聞などのスクラップが貼ってあった。 彼は最後に、 またねドイツ! …

BON VOYAGE!

第二次世界大戦 終戦後、 ドイツに駐屯していたあるアメリカ軍兵士が作った1945年-1946年のアルバムです。 この方は多分ものすごく几帳面だったのだと思います。 250枚の写真と丁寧なキャプション、軍事新聞や漫画、ライヒスマルク、フランなどの通貨までき…

立ち止まって目を凝らす

戦場のコックたち すごく泣いてしまった本です。 第二次世界大戦、 アメリカ軍 101空挺師団 G中隊のコック兵たちのお話。 ヨーロッパ戦線の最中 彼らが戦闘の合間に起こる謎を探る、 ジャンルとしてはミステリー。 読み終わってちょっと放心しながら ティム…

TonyとArgusC3

Tony Vaccaroという、 アメリカの写真家がいます。 彼は第二次世界大戦に 一兵士ながらArgus C3カメラを携帯し せっせと写真を撮りました。 ライフルは何度も投げ出したそうですが シャッターだけは切り続け、 大戦中だけで その数はなんと7000枚にものぼり…

The Pacific

The Pacific を観ました。 米海兵隊員の体験に基づいた、 太平洋戦争についてのドラマ映画です。 . 太平洋戦争に関する映画は少し避けていたけれど(うまく言えませんが、痛みが強いのと、自分が偏った視点を持っているせいもあって受け止め方に戸惑うからだ…

チャールズさんのアルバム

チャールズは米海軍で、二等兵曹だった。 アルバム最初のページに綴じてある 階級証明書にそう書いてあった。 骨董屋さんで売られていた 彼の分厚いアルバムには 1944-1979年(一部は1910-1943)までに撮られた 200枚ほどの写真や新聞の切り抜き、ポストカード…

WE MUST KNOW WHO.

1969年6月、ベトナム戦争の末期 LIFE誌がある特集を組みました。 「The Faces of The American Dead in Vietnam ONE WEEK’S TOLL」 1週間にベトナムで亡くなった米兵士達の 顔写真と名前を12ぺージに渡って掲載した。 当時ベトナムでは連日の苦しい戦いと 疑…

窓辺で

母がアルバムの中から偶然見つけた写真。 こんな顔するときもあったんだね。 どんな事を感じていたんだろう、 いなくなってもう3ヶ月たったけど 思い出さない日はないよ。 そりゃそうだな、 家の中、どこを歩いても 気配と跡が残ってるから。 そこかしこにい…

英雄のいない

デイヴィッド・ダグラス・ダンカン さんという写真家。 彼の「War Without Heros」という 1970年に出版された写真集を買った。 ベトナム戦争を撮ったもの。 主にコンティエンを巡っての戦い、 ケサンの戦いでの米海兵隊員を追っています。 この本に惹かれた…

彼らの背負っているもの

「ベトナム戦争の記録」 監督:ケン・バーンズ、リン・ノヴィック 昨日やっと観終わりました。 10話18時間、 これまで知ってると思ったことが覆って、 ほとんど全てが変わったし まだちょっと放心してる感じ。 ずっと観たかったんだけど、 もともと海外版しか…

Holding The Man

昨日 Holding The Manを観ました。 「ジョンがあの時 どこに座っていたか覚えてる?」 「怖いんだ 分からなくなるのが」 ハイスクールで恋に落ちた二人の15年間 愛は多分至る所にある、 当たり前だけど奇跡的な姿で。 二人が最後に辿り着いたのは 病気と早い…

リヴァー お誕生日おめでとう

Happy Birthday River Phoenix!! リヴァー いつもたくさんのインスピレーション、 たくさんの気づきをありがとう。 これからもずっと僕にとっての道標だよ! 出会ってくれて 生まれてきてくれてありがとう。

神の恵みの土地

「God’s Own Country 」 観終わった。 きっと今日はよく眠れそうな、 すごくあたたかい気持ちです。 ヨークシャーの風景は まるで 心を取り出して広げたものに見えて たった104分の間に あの二人の事が大好きになった ずっと これまでよく見ようとしてこなか…

Love Never Dies

The Ward: Gideon Mendel エイズの治療法が確立される前、 ほとんど死が避けられない病だった時代、 病棟で撮影されたある愛や苦悩の姿でした。 家族、恋人、医師たちと過ごすひととき。 ここに写る若者は 撮影後間もなく亡くなったそう。 全ての心が目に焼…

ヨークシャーの空

すごく心に刺さる曲だと教えてもらった Patrick Wolfの「The Days」を聴いた。 God’s Own Country という映画の曲だそうです 作品のトレイラーと、曲を合わせて聴いたら 映画を全部観たわけじゃないのに もう観終わってしまったような 音楽と一緒に引き込ま…

1941年。パリの尋ね人

1941年ナチス占領下のパリで ドラというユダヤ人少女が行方不明者として 尋ね人広告に載った。 そして1988年、 偶然広告を見つけた著者が10年をかけて 少女の足取りを探し そして彼が見つけたものは。 名もなき交じり合うこともなかった 誰かの人生を 自分の…

海の日

昨日でサッカーW杯が終わりました。 モドリッチのMVP受賞時の表情。 グリーズマンがフランスの優勝後、 仲間の輪から離れて ピッチの中を噛みしめるみたいに歩く表情。 忘れられません。 自分の経験できない 何かとてつもない瞬間の積み重ねが あの場所では …

もも

僕の妹で、お姉ちゃんで お母さんで、おばあちゃんだった 家族がこの世界から去りました。 体の一部が引きちぎられた こんな恐ろしい悲しみは 生まれて初めてで 喘ぐしかないみたいな 思わずのたうちまわって喚きたいような 衝動だった じっとしてると 喪失…

もしもふたりが

ハロルドとヤンは アメリカの小さな田舎町に生まれた 大体同じ年に。 家は2ブロック離れたところにそれぞれあって 同じような貧しい農家で育ち 働ける歳になっても 大恐慌で収入のある仕事に就くのは難しかった だから二人にとって 1日1ドルはあまりに魅力的…

探すこと

描きたいお話を描きはじめて早々に デッサンと水彩が全く出来ないことに 気づいたから、 しばらくは練習することにした。 すごく焦るけど でもゆっくり丁寧にやろうと思います… 練習してるスケッチは モノクロのオリジナル写真に 後からカラリストと呼ばれる…

スチールハート

. . . . . おしまい

マンチェスター・バイ・ザ・シー

大切な作品の一つになりました。 言葉を重ねても 言い尽くせないから 自分の中に大事にとっておこうと思った。

Somewhere in northern Italy

人間のつくった 全ての境界線は 目を凝らせば曖昧で それは完全に消すことだってできる 一人の人 名前 人種 思想 言語 性別 いろんな感情が浮かび上がって 頭の中を漂ってる 映画「Call Me By Your Name」 ただ、 すごく勝手な思いだけど 誰かを愛することを…

nonsense

夕方 仕事で少し外を歩かないといけなくて 祝日でみんな遠くに行っちゃって人の少ない道 ビルの向こう側の空がだんだん赤くなって それから暗くなるのを見てた ひと段落ついたけど 帰りたくなかったから その空が見える方に少し行ってみようと思った イヤホ…

アネハヅル

. 一番好きな鳥たちのことを描きたくて… 本当は全然違う話だったんだけど どうしても あるニュースに心を囚われたままで 何を描いても その人のことを思って描いてしまう こんな悲しいのは いつか癒えるのかな。 何も知らないような自分が 悲しんだり それを…

4/25

カーテンの向こうの明かりが気になって 何も入ってなかった箱に落ち込んで 視界の悪さと 思っていた景色は見られないこと 近すぎて見えないのか またはどこにもないのか こんなに苦しくて それで 喪失をいつまでも悲しんでいる 執着を手放すことができるなら…

君がいなくてさみしいよ

・ ・ ・ ・ ・ ティムへ . . . . . . . 一生をかけてつくられるはずの光を あんな短い間に 身を削って 何度も何度も見せてくれた人が 本当に、 本当にいなくなってしまいました。 その人が消えた後 その人を知る 誰かがそう言ってた。 それは本当だった。 …

「精神の声」

なんでこれは撮られたんだろう。 ソ連崩壊後、 独立したタジキスタンでの内戦に派兵された モスクワ国境警備隊第十一駐屯地の兵士たちに ソクーロフ監督が同行しまとめた映像集。 これはドキュメンタリーだろうか…? ドキュメンタリーは ノンフィクションだ…

チェコの飛行士

スピットファイアに乗ったチェコの兵士たち .............. 映画「ダークブルー」を観ました。 第二次世界大戦当時 ナチスに占領されたチェコスロバキアから 義勇兵としてイギリス空軍で戦った人達がいた 祖国や自分のため しかし戦後チェコは共産化して 自…