2017-01-01から1年間の記事一覧

12/19

とめどなくある歴史についての漫画(漫画と呼べないような出来…)を描いているけれど 自分が描く話は全部中途半端 現実的じゃない なまやさしいような なんでそうなんだ 読んできた本たちはそんなこと言ってなかった もっと残酷で あんまりにも惨くて そうだっ…

12/10

この世界のどこかにジュネやランボー、イェイツやヘッセそういう人たちが居たんだって知った、その瞬間の世界がすごい場所だったんだとこれまでより魅力的に見えるあの瞬間が好きだ 彼らにとって世界が興味に値してそれにとりつかれたり飽きたりしながら生き…

12/7

真ん中に写ってる、skipperのギブソンは 25歳だそうです。 僕より少し年上なだけなのに、 実際の写真を見ると 30歳、40歳、50歳にも見えます。 彼はドイツ上空の空戦だけで200回近く出撃して 終戦のたった8ヶ月前に26歳で亡くなりました ベテランと呼ばれる…

The Making of Me

寒くなると思い出す いつか描きたい人 19歳の時のこと あの人は僕を嫌ってた それは明らか だけど僕だって他に行く所がなかったし そうやって結構きつい一週間を過ごした 周りの人たちは 気難しいから仕方ないよ 大変だけど頑張って そう言った 実際大変なの…

11/26

第一次世界大戦のカラー写真集をいただきました。 もう暇さえあればパラパラと… 当時は白黒しかないから、 あの写真集は後から色をつけたものだけど ずっと遠くに感じていた人たちが ぐっと近くに来るようです 見てると 声が聞こえてくるみたい。 何を話して…

Land Of Mine

一年前、この作品を観に行った。 その時はあまりの虚しさに途方にくれて エンドクレジットの後も なかなか立ち上がれなかった あの時はまだほとんど何も知らなくて こんなことって… こんなことって、 そうやってただショックだった 日記にその時のページがあ…

回想

... ... スティパンたちのお話は 実在する国や人物名、史実には全く関係が無いけれど いつもある国の人たちが心にひっかかっています。 彼らは戦争に勝ったと言われる側の国で、負けたと言われる国に対して想像を絶する仕打ちをしたことが歴史に記されている…

映画のダンケルク

映画ダンケルク地元での上映が終わってしまったのが寂しくて、あれこれ考えながらスケッチしてた。 作品の中に深く潜れば潜るほどどんどん発見することがあって、はっとさせられるんだって分かった。 映画を製作するという事、そして作品を愛して考察を重ね…

リヴァーと11/1へ

1993年の今日、 リヴァーフェニックスが亡くなりました。 リヴァーが目を覚ます瞬間が描きたかった 彼のやりたい事が空白なのは … 初めはそうじゃなかったんだ あるインタビューで読んだ 彼の将来やりたい事を書いてたんだけど。 でも読み返してて 本当のこ…

Europa Europa(1990年公開作品)

違いがなければ 人は優しい 違いに気づかない時も 人は優しい それはなんて愚かなんだろう 違いは 誰かが作り上げた定義で その多くは曖昧だと思う その境界を確実に 誰1人として言い表せないから 誰1人それを掘り下げたりはしない 漠然とした 外からつけら…

ある中尉の帰路

... ... ... ?949年ヨーロッパのどこかある敗戦国の帰還兵のお話を聞きました。それはとても悲しかった。1100万人の1人の。 ... ... 長かった捕虜生活が終わって 私たちはひっそりと帰路についた 古くてガタガタ音のなるビークルに 三人で乗っていたと思う …

ライトシップ

... 目がさめると 目の前にコールが突っ伏して眠ってた 私たちは何杯飲んだんだろう 彼の少し伸ばされた手は 改めて痛そうだった やっぱり今日、病院に行ったほうがいいかな だけど心配な裏腹 自分が心底安堵しているのがわかる 帰ってきてくれてよかった 死…

what are we waiting for?

... . . . 本当は2人の学生時代のお話、 戦時中、彼女がひとりぼっちになってからのお話がありましたが、 なんとなく必要ない気がして切り取りました。

10/14

今年は金木犀の匂いがすごいね 母がそう言った 確かにそう ほんの少し窓から顔を出せば 花束の中に突っ込んだみたいな そんな錯覚を起こすくらい でも不思議 僕の家には小さな金木犀の木が一本だけ だから匂いもかすかだったのに そしたらそれは 最近引っ越…

STONER

この先の事 いつか成し遂げたい事 そういうことを思う時 そうじゃない人生をもし生きることになって 転んでばかりだったら いや、転ぶ事もなく なにも、何一つ無かったら 僕はどうなんだろう ときどき そうやって思う夜に 答えは出なかった いまは違うと思う…

夢日記35

昨日 僕の飛行機が不時着した。 二度寝した浅い眠りにみた夢 かなり単純にできてると思う 最近そのことばかり考えてたから。 着陸したのは 行ったことがない、 チリのアタカマ砂漠だった 映画で観た記憶が残ってたんだと思う。 アルマ望遠鏡が遠くにいくつも…

10/9

第二次世界大戦のとき ノルマンディー上陸作戦を阻止しようとし、 アメリカ軍の捕虜となった ドイツの国防軍兵士たちは 捕虜収容施設で ユダヤ人強制収容所で何が行われているのか 自分たちの国が何をしているのか それを取材した映像を 全員が観ることにな…

ガラパゴスゾウガメの庭

深夜に目が覚めたから 少しだけ窓を開けて絵を描いてた そしたらすぐ外、 空き家になった隣の家から まるで誰かが歩いてるみたいな音がした 僕はあれが何か多分知ってる 隣の家の人は先週引っ越した 大きなお屋敷みたいな家の広い庭には 小さな池が2つあっ…

10/2

Tom Pettyさんが 亡くなったというニュースを見ました。 僕が彼を知ったのはJohn Mayerさんが彼の free fallin'をライブで歌っていたから。 あのときの鳥肌がたった感覚は忘れられない。 誰かの名前を空に書くこと あの歌を聞いてからもう何年も経つけど ま…

宛名

少し時間があったから 手紙を書いてた 書きたいことがあったから 行ったことのない場所のこと ランボーが詩を書くのをやめたこと 好きな映画の続きの物語 昨日見た夢 そこまで書いて 宛名が空白だった だってこんなこと 誰に話したらいいんだろう とりとめが…

写真の名前

1967年6月17日ベトナム、サイゴン ここに写る、 ジェームズ・キャラハン衛生兵が蘇生しようとした兵士は助かりませんでした。 その後、彼自身はベトナム戦争から帰還しています。 2008年にジェームズは交通事故により亡くなっていますが、その数ヶ月前、もう…

9/27

みんな早くに目が覚めたから 夜明け前に 海を見に行くことになりました 見たかった海は 高速で2時間ほどのところ まだ外は真っ暗で 車内ではだれかのプレイリストがかかってる 三人ともあんまり話さない そういうのも 高架下の暗闇に ぽつんと明るいガソリン…

9/24

カポーティのグラスハープで 何か一つを愛することができれば 何かを許すこともでき 他の何かを愛することだってできる そう言ってた 愛は愛からのみ生まれるって 僕は本当の意味で それを分かってはいない気がする だけど そんな法則が この世界のどっかに…

9/23

報道写真家のジレンマと立ち位置と重要性? だけどそれが撮られたから、何十年後にその写真と出会った人を撃つことができるんだと思った この写真は電線で作業中に感電した仲間を 蘇生しようと試みる人 目が釘付けになった 忘れられない一枚です

あさがくるまえに

今年一番の映画に会いました。 あさがくるまえに 自分と勝手にリンクするところを沢山見つけすぎて 途中からいろんな思い出が嵐みたいによみがえってきた。 学生のとき、移植コーディネーターの方が授業で何回か来てくださってて 彼女から聞いた話を実際に映…

隠してるスケッチブック

一冊だけ隠してるスケッチブックがあって 一番好きな2人に 小さい時に彼女は とても厳しく育てられたから これまで 映画とかのラブシーンとか 街中の恋人とか 彼らを 嫌悪する言葉を彼女からときどき聞いた それを長い間見てたから そういう事は 後ろめたい…

9/18

台風が通過してる 小さい時 土砂降りの夜、 当時宝物だった 恐竜と魚の図鑑、地図 懐中電灯、お菓子 そういうのを全部 筏にみたてたベッドに持ち込んでた 体の一部がベッドからはみ出ないように 布団と一緒になるべく小さく丸まって 目を閉じて 筏が浮くのを…

忘れるという事

一年前 好きになったバンドが交通事故に遭いました。 それで 4人は見知らぬ土地で、高い橋から落ちて 4人とも亡くなりました。 亡くなった後に発売された 初めてのアルバムは ファンや家族の呼びかけで 確かインディーチャート1位になったと思う あの時は 好…

9/16

史実を元にした作品とか とにかく なんでも 誰かがつくったものに 意味とか、間違いとか、正しいとか そういうのを求めるのはすこし違うんだと 寝る前にぼんやり考えてて そう行き着いた あれは反戦映画じゃないかもしれないし 賛美しているのかもしれないし…

9/15

先生と並んで テレビをなんとなく眺めてたら ふと ミサイルってさ、空見上げたら肉眼で通過していくのがみえるの? って聞いてきた いや、高度があるから見えないですよ え、でも流れ星は見えるじゃん たぶん大きさが違うんだと思います あ、そっか それだけ…