9/16

史実を元にした作品とか

とにかく

なんでも

誰かがつくったものに

意味とか、間違いとか、正しいとか

そういうのを求めるのはすこし違うんだと

寝る前にぼんやり考えてて

そう行き着いた

 

あれは反戦映画じゃないかもしれないし

賛美しているのかもしれないし

だけど

そうであったとして

観客はどきどきするような

出演者が素敵だなとか

迫力あったなとか

それは

そういうもので

ただそうなんだと思う

 

逆に

ずっと悲惨で

悲しいものであったとしても

それは

そういうもので

ただそうなだけ

 

誰かが後から作り出したものは

もともとそれ自身ではないし

 

出来上がったものを

どう受け取ろうが

どう受け取られようが

それは全部ほとんど些細なこと

 

そこに

個人的な希望とか

考えを割り込ませて

叩いたり引き伸ばしたり折り曲げたり

そういうのは

どんなことに対してもそうだけど

 

なんかちょっと違うなって思った

 

ただそれでも

そう思えない僕はいつもどこかにいて

それは隣で腕組んでわめいてて

聞こえないふりをするのは難しい

 

だけどそうする以外の行動は

なんか的外れなんだ