2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

写真の名前

1967年6月17日ベトナム、サイゴン ここに写る、 ジェームズ・キャラハン衛生兵が蘇生しようとした兵士は助かりませんでした。 その後、彼自身はベトナム戦争から帰還しています。 2008年にジェームズは交通事故により亡くなっていますが、その数ヶ月前、もう…

9/27

みんな早くに目が覚めたから 夜明け前に 海を見に行くことになりました 見たかった海は 高速で2時間ほどのところ まだ外は真っ暗で 車内ではだれかのプレイリストがかかってる 三人ともあんまり話さない そういうのも 高架下の暗闇に ぽつんと明るいガソリン…

9/24

カポーティのグラスハープで 何か一つを愛することができれば 何かを許すこともでき 他の何かを愛することだってできる そう言ってた 愛は愛からのみ生まれるって 僕は本当の意味で それを分かってはいない気がする だけど そんな法則が この世界のどっかに…

9/23

報道写真家のジレンマと立ち位置と重要性? だけどそれが撮られたから、何十年後にその写真と出会った人を撃つことができるんだと思った この写真は電線で作業中に感電した仲間を 蘇生しようと試みる人 目が釘付けになった 忘れられない一枚です

あさがくるまえに

今年一番の映画に会いました。 あさがくるまえに 自分と勝手にリンクするところを沢山見つけすぎて 途中からいろんな思い出が嵐みたいによみがえってきた。 学生のとき、移植コーディネーターの方が授業で何回か来てくださってて 彼女から聞いた話を実際に映…

隠してるスケッチブック

一冊だけ隠してるスケッチブックがあって 一番好きな2人に 小さい時に彼女は とても厳しく育てられたから これまで 映画とかのラブシーンとか 街中の恋人とか 彼らを 嫌悪する言葉を彼女からときどき聞いた それを長い間見てたから そういう事は 後ろめたい…

9/18

台風が通過してる 小さい時 土砂降りの夜、 当時宝物だった 恐竜と魚の図鑑、地図 懐中電灯、お菓子 そういうのを全部 筏にみたてたベッドに持ち込んでた 体の一部がベッドからはみ出ないように 布団と一緒になるべく小さく丸まって 目を閉じて 筏が浮くのを…

忘れるという事

一年前 好きになったバンドが交通事故に遭いました。 それで 4人は見知らぬ土地で、高い橋から落ちて 4人とも亡くなりました。 亡くなった後に発売された 初めてのアルバムは ファンや家族の呼びかけで 確かインディーチャート1位になったと思う あの時は 好…

9/16

史実を元にした作品とか とにかく なんでも 誰かがつくったものに 意味とか、間違いとか、正しいとか そういうのを求めるのはすこし違うんだと 寝る前にぼんやり考えてて そう行き着いた あれは反戦映画じゃないかもしれないし 賛美しているのかもしれないし…

9/15

先生と並んで テレビをなんとなく眺めてたら ふと ミサイルってさ、空見上げたら肉眼で通過していくのがみえるの? って聞いてきた いや、高度があるから見えないですよ え、でも流れ星は見えるじゃん たぶん大きさが違うんだと思います あ、そっか それだけ…

大切な身代わり

この本は僕の一部を書いてるみたい、この映画は、この歌は僕の感覚をうたってるみたい。 誰かの作った色やメロディー、一瞬のスライド、そこに勝手に自分を見いだしたとき 多分それ好きになるんだと思う 誰かが、 その本の、その映画の、その歌の 誰かが僕の…

9/14

さっき 真っ暗な夜の道を歩いてた 家に帰るために 毎日そう ちょっと怖いから少し早足で 周りはほとんど見ない だいたいそう だけど少し顔上げたら 雑木林の中の家に明かりが灯ってて 秋の虫の声でそれは揺らいでた だから そこに神様が住んでてもおかしくな…

朝を探すこと

夜はそこら中にあって 朝は探しにいかなければ見つからない それは 夜のどこにもなくて いつか 自分の中にしかないことに 気づくことができるかな?

Everything Has Grown

ときどきふとしたものがなぜかすごく懐かしくて、知った顔のように思える。 それはずっと昔の今の僕ではない自分か、大切な人か。 あるいは知らない誰かで、隠された物語を語ってくれているからじゃないかって思う。 どこかの年輪には前の僕や大切な人が織り…

Lieveのスケッチについて

ずっと戦争の本を読んだり それに関するスケッチをしていて それについて考えるのと同じくらい 対照的とも言えるかもしれない 愛について思うことが増えました。 いや、対照的ではないのかもしれないな 愛は時々 あまり力のないものに見えるのに 時々すごい…