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 第二次世界大戦のとき

 

ノルマンディー上陸作戦を阻止しようとし、

アメリカ軍の捕虜となった

ドイツの国防軍兵士たちは

 

捕虜収容施設で

ユダヤ強制収容所で何が行われているのか

自分たちの国が何をしているのか

それを取材した映像を

全員が観ることになった

 

「こんなことがあり得るのか、と若者たちはショックを受けていた」

「ある収容所では、ドイツの強制収容所で亡くなった人たちのためにと捕虜たちが1万ドルの募金を集めた」

彼らは顔を覆い

涙を流すものもいた

 

 

最前線にいた国防軍兵士や武装親衛隊

後方、ポーランドなどでポグロムをも行なっていたEinsatzgruppe

強制収容所を管理していた親衛隊

こういったカテゴリーは無数にあって

 

でも誰がどう思っていたか

そこで実際に何をしたのかが

その立場やカテゴリーだけで

決まるわけじゃない

 

国防軍のなかでも

残忍なシーンを野次馬のように覗き 

写真を撮る人達

 

ユダヤ人を集めた収容所では、

何か恐ろしいことが行われているらしい」

母に不安げな手紙を送る兵士。

 

何も知らず自分は信念のため

戦っていると信じているものたち、

 

 

僕は去年の初め頃まで

ナチスの時代、

ドイツの兵士はみんな親衛隊だと思ってた

一人残らず冷酷で残忍だと。

 

ロングコートと黒の長靴

表情のない顔

 

だけど知ろうと近づいたら

そこには役職や階級が無数にあって

さらにそこには

個人の思想や信念があった

そしてそれぞれの行動

 

当たり前のことなんだけど

 

何か1つのことを理解したいなら

それは遠くの景色を見るように

眺めているのはあまりに不十分で

だけど

クローズアップは永遠にすることができるから

難しい

 

本当のことは

個人の一人の人の中にそれぞれある

 

それはきっとどんなことにもいえるな

 

クローズアップは終わりがないけど

それをし続ける努力をしたい

 

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