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とめどなくある歴史についての漫画(漫画と呼べないような出来…)を描いているけれど

自分が描く話は全部中途半端

現実的じゃない

なまやさしいような

 

なんでそうなんだ

 

読んできた本たちはそんなこと言ってなかった

もっと残酷で

あんまりにも惨くて

 

そうだって分かってるはずなのに

 

多分

願望を込めすぎてるんだ

 

事実を知っても

どうかそうじゃない部分も

きっとあったはずだと

 

それはどうなんだろう

なんでこんな話ばっかり

ああ本当に現実的じゃない

そんななまやさしいわけないって分かる

 

逃げてるのかな?

 

肯定したいわけじゃないのに

そうなってしまうんじゃないかと

ひたすら不安で気分が落ち込む

 

致命的な弱さかな

 

でも

願いを詰め込むことをやめられない

 

葛藤しながらそれも

大切にするしかないのかな

いつかそうするしかできない理由が

その自分が分かるかな

 

現実はどうだったか

この先ずっと勉強するんだと思う

多分それは絶対やめない

 

だけど

願いが強すぎてしまうのは変えられない

 

それは弱さかな

 

 

 

彼らの頭の中の中心はなんだったろう


死ぬこと 生きること
あるいはけがすること
家族、恋人、大事な人
仲間のこと
帰ったら飲むこと
眠ること
恐怖、歓喜
戦争のこと

 

当たり前のことしか浮かばないけど
当たり前のことを考えてる瞬間は
きっとあって

でもそれ以外の思考の瞬間の方が圧倒的に多いんだろうな

 

それは彼らにしかわからない

 

いやそもそも

彼らのって
いったい誰を
どの多数を指してるんだ

 

みんな何かを思う瞬間は
僕がそうであるように
一人一人違うし
その瞬間ごとに変化する

だから
一つも確かじゃない

 

お腹が痛くなって
トイレに行っておけば良かったと後悔すること

操縦席に入り込んだ虫のこと

 

 

わからない

 

なんだってあったんだきっと


その一つを描くのは難しい

全然わからないんだ。


何を描いても違う気がするし
何を描いてもそれはそうだったのかもしれない

 

結局どこへもたどり着かない

 

でも何か描きたいのはどうしてだ

 

自分はそういう全部にどういう気持ちを抱いてるんだろう

感傷的なのは違う気がするのに
それに沿ってでしか頭が働かないのは

僕がそれを経験していないからかな

 

そこから出たい気持ちと
それは不可能なんじゃないかっていう気持ち

 

これは無意味なものなのかな

 

もういない人たちを

あるいはそれを辿った人たちを
傷つけたいわけでも
美化したいわけでも
自分の欲を押し付けたいわけでもないのに

 

そうでしかないような気もするんだ

 

だとしたら

 

これは無意味なのかもしれない

どうしたらいいかわからないんだ

それでも考えるのを、描くのをやめられないから

 

 

わかんない