映画ダンケルク
地元での上映が終わってしまったのが寂しくて、あれこれ考えながらスケッチしてた。
作品の中に深く潜れば潜るほど
どんどん発見することがあって、
はっとさせられるんだって分かった。
映画を製作するという事、そして
作品を愛して考察を重ねる人はやっぱりすごいな。
そういった方達の情報が、3回も観にいくきっかけをくれた。
とことん掘り下げる、それは自分にとって初めての見方だったと思う。
そういう方法があると知れたこと、実は小さな場面にこんなにも意味が込められていたこと。
初めて観たときと今は、捉え方が多分180度近く違ってる。
そんなことこれまでなかったからすごい事だ
ダンケルクの映画が、
ストーリーが、映像が、キャラクターが
というより
映画の新しい楽しみ方を知れたきっかけの作品だから
こんなに好きになったんだと思う。
映画ってすごいね!
ダンケルクどうもありがとう。
PS
今、ダイナモ作戦についての本を読み終わった。 ダンケルクで戦ったイギリス空軍の方が妻に送った手紙が心に残ってる。
いいやつをまた失った。ドイツの戦闘機は数が圧倒的だ。だけど私達は何度でも飛び立つ。こちらは一機で、向こうは三十機だったとしても。たった1人になるまで。
すごく淡々とした語りの手紙。
みんな喪失を忙殺してるのか、
でも寝る前、食事時
それと向き合わなくちゃいけないときがある
実際、次の戦闘まで
待機する時間が長くて
辛い時もあったと書いてあった。
チェスやカード、
話尽くしてしまった話を繰り返しながら。
映画で隊の仲間を2人失った飛行士が出てきた。
彼は1人基地へ戻って
淡々と報告をし、
そして他の仲間に話し、
そして次の戦闘を待ったんだと思う
ただ、その間の
悲しみの時間が悲しい
それは戦争中至る所である。
愛国心、友情、英雄達、騎士道精神、
人間的成長、ある局面での勝利や奇跡の喜び
そういった無数の側面、
その全てを計りにかけても
圧倒的に戦争は喪失と悲しみが勝る
それは絶対に普遍的なんだ
心が痛くてしかたない
僕はまた、
あの映画でギブソンという青年が
撤退の船から
暗闇の中、燃える街をじっと見つめてる
あの場面を思い出してる。
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