ひとつで

目が覚めて

いつも通りの手順で朝をつくりながら

誰かはため息をつく

 

誰のためでも

誰のものでもないのなら

これはすごく味気がないのに

味見しながら手を動かすと

心の中はあがったりさがったり

 

何かを待っている

何かを

期待することは

大概自分の世界でつくりあげた言葉

だからそれは誰も話すことができない

なのに独りきりなのを

受け入れることもできない

それにも気づかないで

波音が大きくなって

心許ない抜け殻は転がる

 

ふと窓の外を見ると

ベランダのブルーベリーが

白い花を咲かせている

ああそうかとは思えない

習うことも

慣れることも

 

手を止めて

外に出る

スズランのような白い花は

もう少ししたらコロンと土に落ちる

そして

 

このようなもの

すべてのことは

誰のためでもなく

自分のためでもなく

時間と大気

細胞のリズムが重なり合っているだけ

 

ただそれだけ

耳を覚ますと

波音は遠のき

微かに

確かにそれを聴くことができる

鳴り止まない

忘れられた

忘れることはできないもの

 

部屋に戻ると

私は

わたしを手放して

そしてそのまま

 

そのままのリズムで

進もうとしている

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もうちょっと

もう少ししたら

4月になったらまた漫画描けるかな、

どこかにそういう形でアウトプットしなくても

なんとなく大丈夫な気がしてて

それがうまくできなくても

執着するのをやめようと思って

思えてたけど

やっぱりなんとなく

話していることと

描いてることは少し違う気がする

だからまた描けるときに

なにがはなしたかったか

聴きながらやってみよう

 

そういえば

この間ずっと忘れられなくて

ことあるごとに話してた事

それがいつのまにか

時が経つにつれてあんまり話さなくなった

はっとした

毎日多くのことがその上に重なり続けて

分かっているから

下からあわてて引っ張り出して

また上に乗っけて

言葉にしてた

 

でもふと写真を見つけた時に

多くの事の

下の方から声がした

でもだから

悲しいと寂しいと

嬉しかった楽しかったが

全部一つになって

 

なんとも形容し難い姿で

君を感じることができた

柔らかく

少し淡く色褪せた押花のように

 

次は雲のような姿かもしれない

その次は霧みたいな

その次は霞みたいな

その次は小さな種で

 

次はまた別の存在の中の花として 

 

そうかもしれないと思った。

 

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友達

 

 

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ここ数日体調を思いっきり崩していました

そういう時、家族とか友達とかの

優しさがすごい身にしみます。

 

HONNEの

smile more smile more smile moreも

不安な数日間を励ましてくれました。

 

よかったら聴いてみてください。

それで、ここで彼が語りかける言葉に

耳を澄ませてみてほしいです…

 

 

https://youtu.be/5zdzTGahBzE

 

 

治ったら外を散歩したいなあ。

それから、前よりも周りを大事にしたい

こんなことがあってもなくても

当たり前のことなんだけど、

情けないけど

事あるごとにヘマをして

事あるごとに希望的観測と決意をしている

そうやってごろごろとまた

日々転がってる

行ったり来たりの繰り返し

 

ドライブ

 

 

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ここには描いてないけれど、

ハシビロコウのふたばちゃんも見ることができました。

ふたばちゃんが翼を広げて飛んだとき、

すごくどきっとした。

少し恐怖に近いような気持ちと

知っているようで知らないことを

目の当たりにした時の、

急に隠れたくなるような気持ち。

自分はとても小さかった。

 

いろんなことを

思い込みと、忘れっぽさで

ぐるぐる巻きにして

毎日過ごしてる。

でもふたばちゃんが

自分の真上を羽ばたいてった風だけで

そのペラペラが

あっという間に吹き飛ばされた

 

後に残ったのは

これまで思ってたのとは

少し違うような景色と

 

残念なことに

圧倒されて

口を閉じ忘れている自分

イチジク

 

 

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ホワイトイスキア

この後実が熟す前にぽろぽろ落ちてしまって

非常に悲しみます

 


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どこでもイチジクを探してしまう


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見つけるとすぐ買ってしまう…


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谷口農園さんのビオレ、バナーネ、ドーフィン

 


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ジャム作り
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祖母にプレゼントしました

パンにつけてみてほしいなあ


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ドライイチジクづくり

失敗したよ


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やってしまった誰がこんなに食べるんだ!


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石川農園さんのドーフィン

もちもちしてて本当においしい


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すごいなあ。

こんな美味しい果物を作れるなんて

と、来るたびにため息


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何でこんなに美味しいのかなあ


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ごちそうさまでした☺️🌸

朝ごはん

とても久しぶりにブログを開きました。

今日は少しだけ日記。

 

朝、いつもはヨーグルトとか

冷蔵庫にあるものを

適当に食べることが多いけど

今朝は卵かけご飯と納豆、それから

最近個人的にブームのもずく酢を食べた。

 

そしたらなんだかとても

心がゆっくり落ち着いているのを

それが今も持続しているのを感じて驚いてる。

きっと私にとって

ぴったりのものたちだったんだね。

 

ぴったりのものって難しい

でも栄養素とか今現時点の健康状態とか

そういうのから見たらわかる事なのかもしれない…

 

考え出したら長くなりそうだから

とにかく

この瞬間に感謝して

一思いに書いてしまおう。

 

この頃眠れないことが

前より多くなってきていて

一、二時間だけじゃ片付かなかった

頭の中が

前よりもごちゃごちゃになってきている

 

でも、それなりに日々

ありがたいことにこなすことが出来て

今日まで歩けてる。

全部完全に足りているのに

足りていないと思ってる。

何をもってしてそれを

誰が評価するのかも分からないけれど

漠然とした感覚

その感覚、

ふと芽生えて明日には忘れてしまう感覚に

多分立ち止まることが

できていないように思えるからだと思う。

 

方法はいくらでもあるけど、

あえてそっちの方は見ないようにして

自分の、

自己肯定感のエネルギーを

空っぽにしていくのを選んでる。

 

だけど今日、

朝ご飯のひと時、

その時に選んで食べたものだけで

深呼吸ができて立ち止まるエネルギーを

得られたように感じた。

とっても単純だ。

眠るのは難しくても。

 

明日もそうであったら嬉しいけどなあ…

 

 

この間、離島に行った。

その時、周りには

みた事のないものばかりが散りばめられていて

感じたことのない気持ちが

後から後から湧き上がってきた。

だけど、歩けば歩くほど

何かを目にすればするほど

そこから何かを考えれば考えるほど

時間が過ぎる速さに焦りを感じた。

 

本当はこの今は気づかない細部に

もっと深い所の届かない所に

何かあるかもしれないというのに

 

今浅瀬で目指しているのは

今日という日の終わり

この旅行の終わり

終わり

 

全部の行動や景色には終わりがあって

体験をこなしていくような

終わりに向かって進めていくような

 

昼の星のように

そこにあるのに見えないものの下を

ただ能天気に歩いているような

 

当たり前のことにはっとさせられて

苦しくもあった。

 

自分を日々動かしていくことは目まぐるしくて

積み重ねれば重ねるほど

息継ぎのタイミングを見失ってしまう

 

立ち止まりたかったことに

どれほど

立ち止まってこられなかったかに気づく

それでも今この瞬間にも

終わりのある方向に

すべての体験を進めなくちゃいけない

 

時間の外側に出られたら良いのに。

そんなふうに思った。

 

でも

今朝ご飯を食べて一息つけたときに

それらを許して

心の音だけを頼りに

それをペースメイカーとして

体験を辿り直せることに気づけた気がする。

 

だから今

ゆっくりのそのリズムの中で

蜘蛛の巣みたいに

自分勝手な方向を示す記憶と想像に

向き合うことができている気がする。

抜け落ちてしまったものや、

壊れてしまったものはそのままでいい。

 

とても単純なつくりだと思う。私は。

 

今日はもう少しだけここにある時間の中で

生きられるような気がする。

 

朝ご飯

これもそのひとつだったのかもしれない

そこかしこにある

単純で複雑な

すべての

偉大なものたち

昼の星たちに出会った日記

 

 

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4月

昨日母と2人で愛知県安城市にある

デンパーク、というところに行った。

 

花と植物のテーマパークというのかな?

季節によって植えられてる緑が変化するから

定期的に行きたくなる場所。

 

着いて早々、広場みたいなところに

人だかりがあった。

 

近づいてみると

どこかの絵画教室のグループがデンパーク内で

水彩のスケッチを行なっていたようで

講師を囲んで講評を聞いていた。

 

私は生徒ではないけれど

こそっと混ざって隅に立った

 

そのグループは年齢層50代から80代までのよう

これまでもっと下の年齢層の方の作品は

見た事があるけれど

この日見た作品たちには

なんだか滲み出る価値観や人生が

重みをもってそこにあって

すごく胸がじんわりとした

 

手の癖…?というのか、

切り取り方や塗り方にそれぞれ

長い時間をかけてつくりあげた言語があった。

こんなふうに絵は話すのだと思った

 

本当の意味で

絵は事物を捉えるのではなくて

自分の心をよみ

自分の時間を辿り

音のない話をする

それは世界の間にあって

白い隙間には自由に風が吹き

会話を始めようと待っているんだと思った

 

一枚一枚が

私の話はね、と

立ち止まる人を待ってるみたいで

こんなふうに

年齢を重ねた後に

私も絵を描いていたいと思った 

 

既存の

言葉を話すのは難しい

言葉は間違えやすい

 

なのにここ数ヶ月ずっとそれに挑んでは

負けたような気がして

転び続けてきた

 

それは少しでいい

今は

もしかしたら

 

 

だから

私もやっぱり絵を描いていたいと思った

ことばをつくるために

 

デンパーク来てよかったなあ

素敵な出会いと一緒に行ってくれた母に感謝