さっきおじいちゃんが僕の部屋に来て、
部屋で横になってたり、
のんびりしてる時に
前にもらった絵をいつも眺めてるんだけど
他のも見たいなって思って。
いま描き終わってるものある?って聞いてくれた。
前に絵をプレゼントしたのは何ヶ月か前。
僕の家は二世帯で、おじいちゃんは一人きりで廊下を挟んで隣に住んでるんだけど
(自分のことは自分でやりたいし、気を遣いたくないからって)
90歳を過ぎてるから心配で毎日話したり、
声をかけたりはしてる。
絵は、そのきっかけづくりっていうか
おじいちゃんの部屋に入り浸るための(じゃなきゃ挨拶とか近況報告くらいになっちゃう…)
口実で無理やり渡しに行ってて、
その度に壁に貼ってあるのが増えてって
迷惑になっていたらとか、気を遣わせてたら
申し訳ないなって少し思ってた。
欲しいって言ってくれたのは初めてだった。
だからはりきって
描き溜めてる、行き場のないスケッチブックを
片っ端からプレゼントしに持っていった笑
誰かがこんなふうに自分の絵を見てくれるのって、というか
自分の好きな人が、そのひとときに絵をお供させてくれていたっていうのが。
うーん、なんか違う…絵がどうのこうのっていうより
あの瞬間の温かい気持ちと、それがやってくるまでの緩やかな流れに感謝したくなった。
うまく言えないけど
すごく嬉しかった。
もっと今よりずっと努力しよう。