空っぽの時間

本を買いました。

いつもは結構明確に何か

アウトプットしたいものがあって

それに必要な情報とか、感覚とかを集めるために本を買ってることが多かったんだけど、

 

今回買った五冊は五冊ともそういうのとはちょっと違う気がします。

 

買ったのは、

リチャードリチャード・フラナガン「奥のほそ道」

コーマック・マッカーシーザ・ロード」「すべての美しい馬」

ネヴィル・シュミート「渚にて

ユングユング自伝」

 

自分の外側に近い部分の感覚は

これまで多分何度も名前をつけてきたと思う

 

けど、最近少し自分の内側を遡ろうとすると

どれもこれも実はあんまりよく知らなくて

ほとんど見えないくらいにぼやけてる部分が多いって感じる。

だから、外側の皮は張ってるけど中身は空っぽな感覚。

 

何か表現したいものがあっても

あるところまで行くと

だんだん視界が悪くなって

自分でもその先がよく分からなくなって、

本当に存在してるのか

それともそう思ってるだけなのかなって

不安になるような、

そこで行き止まりになることがこの頃よくある。

 

本に、

この五冊の本にそれを埋め合わせてもらおうとは思っていないんだけど、

 

外に向かって進んでいくより

内側に静かに広がっていくようなものに触れたかったんだと思う。

 

これから、

毎晩ゆっくり深い霧のなかに沈みこめる時間ができました。

 

まずは「ザ・ロード」を開いてみました。

楽しみ。

 

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