名古屋コミティア58

 

先日、名古屋コミティアに参加しました。

2回目のイベントでした。

 

なんで参加しようと思ったかというと、

多分自分の中で区切りが欲しかったというか

今の循環の中から少しでも、

足一本だけでも抜け出すためには

緊張感とか、そういう場所に放り込んでしまうしかないと思ったからです。 

 

お話を描き始めて3年くらい経つけど

今が一番ぼんやり頭の中が濁ってるような

感覚がある。

描きかけのものはたくさんあるのに

手につかないまま畑のど真ん中でうつ伏せで

微生物が分解してくれるのを待ってるみたい。。

 

 

環境が変わったとか、仕事がとかなんとか

言い訳し始めたらきりなくて

分かってはいるけど…

常にできない理由をぶつぶつぼやいて

それで最終形態あえてできない場所を

探し始めてもいた。

 

 

ショックだったのは、3日間お絵描き用のApple Pencilを放置してて

バッテリー切れで買い換えないといけないかもしれなくなる非常事態が起きたこと。

そんなに描いてなかったの?

 

義務ではなく好きで始めただけなのに

離れると戻るのが怖くなったり

でも話したり伝えたりするのが極端に下手な

自分の唯一のコミュニケーション 

だったものが遠くに行ってしまう感覚にも

怖くなりながら

半分もうどうでもいいか、とも思ったり

いつも何か別のことしながら

何やってんだ?

 

描くこと以外の全てのことだって

自分にとってありがたくて

ましてや自分が選んだものたちで

無駄なことは一つとしてないはずなのに

両方責めはじめている気がして

一旦立ち止まろうと

コミティア開催のお知らせが来た時

速攻で雑な手書きサークルカットを描いた。

 

手続きが終わって一息ついた後

コロナがまだ落ち着いたとはいえないこと

また自分のためだけの勝手な 

見切り発車だった事。いつもそう。

 

今回、SNSでお品書きとか告知とかどれくらいしていいのか

どのくらいしないべきなのか分からず

中途半端になってて、

会場で初めてお会いする方に向けての

ポスターだけ作った。

(当日はしっかり家に忘れてきた)

 

 

はい。

 

前置きがとても長くなりましたが

参加の動機はこんな自分本位なもの

だったのにも関わらず

実際参加して、なんか、もう、本当に、

よかったと今思っているのでした。

 

まだまとまり切らないのだけど

どれも絶対書き残しておく必要があること…

 

 

まず、一番は

お会いしたかった方に会えた事です。

会えたっていうか、こんな人間に

遠くから大事な時間を使って

会いに来てくださった。

 

あー

 

思い出すだけでいまだにじーんとするのですが

何か一つに向き合う事、真摯さとか、情熱を

いつも羨ましく、こんなふうになれたら…と

思っていた方で

一目見てご挨拶とお礼ができたら幸せだなあと思っていたのに

もう本当にただただ素敵なお方で、

(へんかもしれませんが、遠くからこんにちは、とこちらへ歩いてきてくださったお姿がとても眩しくて今でも頭の中でぐるぐるリピートしてしまっています。きらきら光っていました。)

自分は人見知って始終挙動不審だったのに

沢山お話しして下さったのです。

 

頂いたものが多すぎて、

かけていただいたお言葉とか

家に帰って、アドレナリンが引っ込んでった

あとゆっくり思い返すと

自分はそれを受けるだけの人間ではない事に

直接あれほどの優しさとか

お心遣いをかけていただくことが、

なんか現実的ではないような

どのようにいただいたものをしまって、

今後どうあるべきなのかなって思ったら

涙が出てきました。

 

そして、会場で出会ってくださった方々

紹介ポスター忘れて

終わったな…と思っていたのに

勇気を出してどんな本なんですか?

見てもいいですか?と聞いてくださった方。

変わってますねとか面白いですねとか

全部ありがたかったです。

ロバートキャパとか、第二次大戦のお話をしてくださった方々

普段周りの人とはすることのない会話が 

興味深かった。

緊張感、喜び、羞恥心とか

ちょっとのショックとか

最近大きく動くことのなかった

感覚の波形がいろんな形に変わっていくのを、それに伴って自分の姿も変わるような

そういう感覚がありました。

 

4時間があっという間で

ぼやーっと家に帰って

でもお腹が鳴っていたので

いただいた美味しすぎるクッキーを

紅茶と一緒に食べながら

もうずっと、

もっと頑張ろう…

というか、義務的なものではなく

何か描きたい…とすごく自然に

湧き上がってきてるのが分かった。

形にしないまま土に埋めたり

忘れてきたものがまだ消えずに

いてくれたら。またどこかで会えるかな?

 

 

 

本当に

ありがとうございました。

今日の全部がとても大きな糧になった。

創作においても、生活においても。

 

選んだことを大切に、

それでも日々感じたことをちゃんと

自分なりの形で

ゆっくり残していこうと思えた。

 

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