2回目の

モモがいなくなって、

2年がもうすぐ経ちます。

 

なんていうか

喪失したあの地点から

2年、という距離をもし物差しで測れるのなら

それは一ミリ以下なのかもしれないし

あるいは何億キロメートルなのかもしれない。

 

この曖昧さは

時間なんてものは

人間の内部感覚に対して全く意味をなさないからだって思う。

 

あの子を前より近くも感じるし

何処にも見つけられなかったりする

 

こういうぼんやりとして

言葉やイメージにアウトプットすることの出来ない

自分がそれに対して無知で無力で

そのままにしたものたちが

きっとこの見えない空間に

いくつも佇んでいるんだって思う。

 

記憶、忘却、慣れ、受容、

どれなんだろう

浮き彫りになったものと

薄れてしまったもの

それがあらゆる地点で交わっているから

何が事実なのか

捉えられない。

 

こういうのは

もう誰か言葉にしているのかな?

 

きっともう

誰かが語り尽くしているんだろうな。

 

 

それで、

明日

最後の日々を…

この言い方はあんまりだな…

これからの日々をりんりんがうちで過ごすことになりました。

 

いろんな思いが

もうどうにもならない思いが

この子に対しては募りすぎていて

何か話そうと思うと

胸がいっぱいになってしまいます。

 

人が大好きな子

でも

ひとりぼっち の時間があんまりにも

あんまりにも多かった

多すぎた子

 

謝るのも、これから自分が何かしてあげたいというのも

全部糞みたいなエゴだ。

だけど所詮

人はエゴの中で目を閉じたまま最後まで

溺れてるんだと思う。

 

僕はりんりんのことをあまり知らない。

 

野良犬で、用水路に投げ飛ばされて

寂しい倉庫で繋がれていた子

 

なんてことだろう

 

こういう事象に

もう起こってしまった事に対して

 

濁流のように溢れ出す言葉は

無意味なんだと思う

 

だから

 

明日りんりんがうちに来て

 

それで

 

少しだけ

 

りんりんがゆっくり休む事のできる日まで

一緒にいます。

 

 

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モモ

 

 

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りんりん