神様の孫 (2017)

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 神様って名前のおじいちゃんは

死んじゃった息子の名前で

孫の僕を時々呼ぶ
とくに、ご飯の時とか、寝る前とかに。

 


僕の父さんが死んでから 物忘れがどんどん酷くなっていて 1分前に食べたはずの朝食をもう忘れてる。


その上一番可愛がってた孫のことも忘れるんだから。


こんな寂しいところに二人で来て、そのうえ二人は別々の世界に住んでるってことになる。

 

時々一人きりで

この小さな暗い部分にじっと目を凝らしてみる

 

 


何か強い力が働いたはずなんだ、
こんな道に立ってるのは


針のイカれた音のしないレコードをおじいちゃんは毎晩回す。


目を閉じて、耳をすますと、
おそらくもう死んじゃった星たちが

無言で自転する音みたいだと僕は思う。


もしこれらに音楽があったなら? 

 


二人はあの木立を目指す 毎朝の日課

そこから僕たちの間違いを眺める


おじいちゃんはそれらを毎朝思い出す


何億の墓


地球というあの星はたしか100番目の墓に眠ってる


いまだにおじいちゃんは星をつくってる。

今は280億番目の星で多分それも失敗だよ

だって忘れるんだから

すぐに荒れ放題なんだもの


だけどやめられないんだ


それで 毎朝 二人はここへ来て

 

間違いを眺めてる


そのときに

小さな声でおじいちゃんは泣いている

 


そして
僕はおじいちゃんを

 

 


許そうとしてる