2017年
一つ忘れがたい事がありました
忘れがたい言葉
なんで絵を描いてるのか
どうしてそれを描いてるのかって
時々尋ねてくださる方がいて、
自分でもふと考えると
うまく言えない
理由なんか必要じゃ無いかもしれない
でも描くことをやめられないのは
きっと何かあるんだろうな
だから多分
描いている間はその事だけを考えていられるし
僕は話したり、伝えたり、書いたりするのが
極端に下手くそだから
言葉にする代わりに
思考する代わりに描いてるんだと思ってた
だけど自分でもよく分からない
そしたらふと、母が
「自分を探してるように見えるよ」
って言った。
「世界のどこかにいた人の
全ての感情、経験、人生
その中に
または立ち位置に
それを取り巻いた空気のどこかに。
想像から生まれた誰かの全てに
不明瞭な自分の形を投影しながら描いて
自分が誰で、どこにいて
何の延長線上に立っていて
どういう人間なのか？
いつも見つけようとしているみたいだね。」
きっと一生忘れない
自分を探す
この言葉は、
とてもはっとした。
なんだか安心したというか
すごくしっくりきたんだ。
でもそうだとしたら
それは終わりがないんだろうな。
僕は
本当の意味でそれを分かってはいないだろうし
一つの理由に過ぎないのかもしれないけれど
いつか見つかるでしょうか？
2018年がやってきました
